― その2―

(5)減速指示・横断注意の標識(制限速度、危険、開始・終了表示、速度警告)
KURANGKAN LAJUは、「速度落とせ」で、KURANGKANが減らすで英語のREDUCE、LAJUは速度です。至る所で目にする重要な標識なので“クランカン ラジュ”と覚えましょう。学校の近くの標識にはMURID-MURID SEKOLAH MELINTAS“ムリド ムリド スコラ ムリンタス”とか、KANAK-KANAK MELINTAS“カナ カナ ムリンタス”があり、それぞれ生徒横断中、子供横断中です。語呂合わせで、「生徒が無理無理すコラ無理ンタス」、「子供がどうカナ、どうカナ無理ンタス」と云う所でしょうか。マレー半島どこでも目にする標識です。MELINTASは横切るの意味で、原形はLINTASです。速度落とせと横断を併記している標識もあります。

HAD LAJUは制限速度でHADは制限で、HAD TINGGI高さ制限、JBの北のKOTA TINGGI「高い都市」という意味です。BAHAYA(MERBAHAYAも同義)“バハヤ”は危険、BERHATI-HATIは注意です。速度制限区間等の開始はMULA(BERMULAも同義)“ムラ”、終了はTAMAT“タマッ”です。速度標識のPERINGATANは、“プルインガタン”と発音し警告と云う意味で、辞典では原形動詞のINGATに載っています。

(6)道を譲れ指示の標識
合流点にある逆3角標識のBeri Laluan“ブリ ラルアン”は、「道を譲れ」との意味で、Laluanが道、BeriはGiveです。本線を走っている車か、合流する車か、どちらに譲れといっているのか、よく分からない場合があります。割り込みが多く、いずれも自分の方が譲ると見る方が無難です。

(7)徐行運転・横断歩道の標識(停止、歩道橋、罰金)
PANDU PERLAHAN PERLAHAN“パンドウ プラハン プラハン”で「ゆっくり走れ(徐行運転)」です。PERLAHANはSLOW、PANDUはDRIVEです。「慎重に」はCERMAT“チェルマッ”です。横断歩道はLINTASAN“リンタサン”ですが、歩行者より車優先で、学校地区以外は余りなく、皆さん命懸けの横断をよくやっています。犬も時々轢かれてますが、散歩や外を走り回る小生としては、他人(犬)事とも思えぬ次第です。停止はBERHENTI“ブルフンティ”です。

JEJANTASは歩道橋で、歩道橋や横断歩道を渡らなければ罰金RM500(GUNAKANLAH LINTASAN/JEJANTAS, DENDA RM500)と書いてますが、罰金を取られない為守らない人も多いです。GUNA“グナ”は使用(use)、DENDA“デウンダ”は罰金です。ごみを捨てても罰金とよく書いていますが、まあ呆れる程ごみをよく捨てます。動詞の終わりのLAHは丁寧な命令です。

(8)町中で迷った時に便利な標識(市街地の表示)
迷った時に便利なものとしてBANDARとかPUSAT BANDAR“プサッ バンダア”又はBANDARAYA“プサッ バンダラヤ”があります。BANDAR,BANDARAYAは市街地、中心街と言う意味です。JBでもよく目に付きます。PUSATはCenterの意味です。

(9)工事中の標識(前方迂回路、旗誘導、工事、作業人、ご迷惑、機械)
工事中(PEMBINAAN、“プンビナーン”)の場所でよく見るものにLENCONGAN“レンチョンガン”「迂回路」があります。マレーシア語はCA, CI, CU,CE,CO、ちゃ、ちぃ、ちゅ、ちぇ、ちょ、と発音します。PENGAWAL BENDERA DI HADAPAN“プングアワル ブンデラ ディ ハダパン”で「前方旗誘導」です。実際に旗の誘導をやっているのはまれです。BENDERAはマレーシア語に残る数少ないポルトガル語で旗の意味で、マレー半島に最初に来たポルトガル船の旗から来ているようです。DI HADAPANさえ知っていれば前方に何かある訳です。PENGAWALの原型動詞はKAWAL“カワル”コントロールです。通勤バスは、KILANG(工場)とかKERJA(仕事)と横に書かれています。KERJA DI HADAPANは前方工事、ORANG KERJAは作業人です。覚え方は「コントロールはカワル」「仕事はクルジャ」「人はオラン」、ついでに「車をKERETAクレタ」です。その他MINTA MAAF SULITANは「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。」。MINTA MAAF“ミンタ マーフ”は「I am sorry.」です。JENTERA DI HADAPANは前方機械有り。

(10)トラック・長い車の後ろの文字
標識とは関係ないですが、トラックの後でよく見かけるのがAWAS MUATAN PANJANG“アワス ムアタン パンジャン”です。MUATANは積荷、PANJANGはLONGの意味で長物注意です。KENDERAAN PANJANG“クンデラーン パンジャン”も荷台が長い車に書いてありますが、長物車両と云う所ですか。

(11)駐車場、進入禁止、橋釣禁止、閉鎖、一方通行、大型車出入口、告示の標識
駐車場はTEMPAT LETAK KERETA“テンパッ レタッ クレタ”です。TEMPATは場所、LETAKは置く、KERETAは車です。大体英語も併記してありますが、マレーシア語の駐車場という標識が、大きく書いてある所が多く、覚えておきましょう。入り口はMASUK“マソッ”でuを“オ”と発音し、出口はKELUAR“クルア”です。徐行運転PANDU PERLAHANも書いてあります。進入禁止はDILARANG MASUK“ディララン マソッ”で、DILARANGは禁止の意味で、橋の上での釣禁止はDILARANG MEMANCINGで、橋はJAMBATANです。閉鎖はDITUTUPで、TUTUPは閉める、動詞の前にDIが付くと受身になります。一方通行はJALAN SEHALAです。大型車出入口は、KENDERAAN BERAT MASUK/KELUAR DI HADAPANで単語は全て出てきましたね。告示はPEMBERITAHUANで、やたら告示板があります。

(12)非常電話の標識
当地で食事の時によく使うチリソースは英語ではCHILLI SAUCEですが、マレーシア語ではSOS CILIです。マレーシア語では英語のスペルをマレーシア好みに変え、この場合遭難信号と同じSOSになってしまいました。シンガポール、マレーシア共、高速道路の非常電話にはSOSと表示してます。マレーシアでは大半の人がSOSはチリソースと思っており、近くの目立つ表示板には非常事態を意味するKECEMASAN“クチェマサン”が使われています。又PINTU(“ピントウ”、ドアの意味) KECEMASANは非常口を意味し車のドアやビル内でよく目にします。マレーシアでは英語のスペルを勝手に変えるのは止めようと言い始めてますが、外国船などがSOSを発信し、受信したマレーシア側の新人が「ソースがどうした?」と聞き返している事も、笑い話としてあるのかも。

終わりに
以上道路標識について書きましたが、これを読んだが故に道路標識に気を取られて、事故など起こさないようにして下さい。気を取られた標識が、KAWASAN KEMALANGAN(事故多発地帯)だったりすると「事故が起きてもクマランガン」という訳にはいきません。ではソレッキリにならないように、IKUT KIRI(keep left)“イクキリ”かIKUT KANAN(keep right)“イクカナ”かメリハリをつけて運転し、時にKEROSAKAN(故障)で眠っている信号機に ADUAN(文句)をぶつぶついいながらPANDU BERHATI-HATI(安全運転、HATIは肝臓で日本語の肝心にも近い)で行って下さい。では、SELAMAT JALAN、“スラマッ ジャラン”、(いってらっしゃい!!)

JBアンジン