あなたもまた狙われていますよ(No.23)(番外編その1)
 
木村 秀美
最近ジョホールでも自動車会社の長期割賦販売制度の導入で街中を走る車が日毎に増えている、特に日本で言う軽自動車が、ように感じます。又、これらの車の多くは初心者マークの「P」を付けた、新しく免許証を取得した若者や女性の運転で、未熟な運転技術による交通事故も増えているように思います。先日も日本人会前で4重衝突がありました。原因は一番最後の車(プロトン)を運転していた若いマレー系の女性が、前の車が止まったので自分もブレーキを踏んだが車が止まらなかったとのことでした。幸いにも人身事故にはならずこの女性の車の前部はぺしゃんこになっていました。

交通事故の予防対策については、別の機会に譲るとして、今日は皆さんの日常生活に密接な関係のある『自動車保険と事故対策』について一般的なお話をさせていただきます。勿論私は保険会社のものではありませんので、詳しくは皆さんが保険を掛けている保険会社に直接お聞きくださるようにお願いします。
 
自動車保険について
 
@ 種類 強制保険と任意保険
 

強制保険:車を登録叉は更新する時に必要なもので、これは対人賠償責任保険で運転者や同乗者を除く、対人に与えた損害をカバーするものです。損害金額は無制限(但しマレーシアのCivil Law Act による)。

任意保険:Third Party(対人・対物賠償のみ(Third Party))、Third Party+ Fire & Theft(Third Party + 火災・盗難保険),Comprehensive(対人・対物・車両(Third Party + 車両保険)、その他です。

ご自身の意思と判断で、ご自分の車両保険や搭乗者傷害保険を含めた任意条項を含めて保険を付保されることをお勧めします。

世間では当国のドライバーの多くは任意保険を付保していない為、事故の場合自分の車両の修理代や本人或いは同乗者の怪我の治療代は相手のドライバーに支払い能力がないと弁償して貰えないケースが多いとのことです。

 

注)当国では強制保険と任意保険を別々の会社に付保≪保険を掛けること≫は出来ませんので、新車を購入する時に若しあなたが任意保険を車の販売代理店が手配する保険会社と違う別の会社に掛けることを予定している時には、車の販売店が手配する保険は削除してもらって車の売買契約をして下さい

一般には自動車保険に限らず他の保険も日系の保険会社に付保するのが後で事故が発生した時に処理が早く出来るのでいいとされています。尚、日系の保険会社に就いて知りたい方は日本人会事務局までお問合せ下さい。

 
 
A Insurance Cover Note(保険承認状)、ロ)Registration(登録)、ハ)Road Tax (道路税)、ニ)Insurance Policy(保険証書)
 

イ) 当該自動車の保険を引き受けていることだけを示す保険会社の証明書。新車の登録時にJPJに提出する必要があります。又、毎年のRoad Taxを支払う時にも提出する。

ロ) 保険契約の情景が詳細に記載されている保険証書 ⇒ 大変重要な書類です。 車の中に常時コピーを入れて置くことをお勧めします 。

ハ) 保険条件

 

a) 免責金額:保険会社がある一定の金額以下は保険金を支払わない金額です。 証券をよく見て金額をチェックして置くこと。

b) 無事故割引:日本と同じシステムで保険金請求が無かった場合に、2年目以降の保険料を割り引く制度です。

c) 搭乗者傷害:1996年1月1日より車両保険では担保されなくなっています。

d) 洪水・地滑りや風雨による倒木などによる被害は Special Perils特約 により付保されます。

e) 保険料:法人契約の場合Service Tax (5%)が加算されます。個人の契約の場合は不要。

f) その他:日系保険会社では日本での無事故割引制度を当国で継続して 利用出来るようです。但し「中断証明書」を提示する必要があるようです。

 
 
今回は自動車保険の概略について私の知る範囲で述べましたが、次号では「あなたも又狙われている番外編その2」で「事故の場合の対策」を取り上げたいと思います。
 
以上