| あなたもまた狙われていますよ(No.37) |
| 木村 秀美 |
先日、日本の日刊紙 A 新聞、 S 新聞や Y 新聞にも派手に載っていましたが、「海外宝くじ」に関わる被害が急増しているようです。東京の国民生活センターの発表によりますと海外宝くじに関する相談件数は2002年度で6,403件と前年度の2.5倍に増え、2003年度も4―12月の 9 ヶ月で3,819件と既に前年同期の1.2倍となっているとしています。 『当選』を思わせる表現で購入を促し、解約してもカード引き落としが延々と続くと言うものもあるようです。日本ではある日突然海外から日本語のダイレクトメールが郵送されてきて、巨額の当選金が確実に当たることになっている宝くじの購入を勧めるものです。その決済は小切手、送金、カードで行います。 今回はこの話題に関連して、私自身の最近の実例で具体的に彼らの「だましのテクニック」を紹介します。 1. 最初にオーストラリアから差出人の名前の入っていない封書が届きました。開けると、手紙が入っていて、あなたは世界的な宝くじの一つとされているスペインで発行されている El Gordo という12月発行の宝くじを手にする第1関門を突破できるグループに選ばれましたとあった。 手紙には申込書が添付されていましたが、今はなにもしなくて結構ですとのこと。先方はこれを「資格審査」と呼んでいます。 2. 次に再度手紙が届いて、 US$12 億(約1,260億円)の抽選に参加するために「先に送った申込書に必要事項を記入して至急送り返してください。でも強要はしません。」とあった。彼らはこれを「申し込み書類発行」と呼んでいます。 3. 更に手紙は続きました。その写しを下に添付します。「 El Gordo 12月度発行宝くじ US$12 億の景品を手に出来る100のグループの一つに登録するために、あなたはすぐ申し込みと当選の連絡のために電話番号を通知して下さい。又、当選金の受け取りを小切手でしたいか銀行振り込みにしたいかについての指示も貰いたい」とありました。これからのくだりが大事です。即ち、「あなたは既に 3 段階のうち 2 段階をパスしています。即刻申込書を記入して US$18 (約1,900日本円)を現金、小切手、為替を同封して送り返すか或いはクレジットカードで支払いするか知らせて下さい。」となっています。 もちろん私は申し込みも送金もしませんでしたが、参考までに被害を蒙らないための注意点を下記します。 1. 彼らは手紙のなかでは最初は実に言葉巧みにあなたにはあたかも US$12 億の賞金が確実に当たるかのように、次の段階では多少トーンを下げて、でも非常に高い確率で当たるかのように誘っています。 2. 手紙をよくよく読むとこれは「宝くじをグループで買いませんか?そしたら当たる確率は上がりますよ」と勧誘しているのです。でも、 US$18 で宝くじが買えるとは書いていません。多分 18 米ドルを送ると、次には宝くじを買うお金の請求があるのではないでしようか? 3. 発信人は団体のような名前ですが、住所はなく電話番号はありますが、郵便はゴールドコーストの郵便局の私書箱宛となっています。これなら悪事がばれそうになったら彼らはいつでも簡単に逃げ出せます。 4. クレジットカードの番号を教えたら、その後で現金を引き落とされると言った被害も出ているとのこと。 5. この種の誘いは他にドイツ、オーストラリア、香港などの宝くじへの参加を呼びかけるものが多いようです。 世の中に簡単にお金が手に入るようなケースなどそれほど
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