あなたもまた狙われていますよ(No. 43)

木村秀美

こちらRカード会社のものですが


Sさんのところへ「R銀行のカード担当の者ですが・・・」と電話が掛かって来た。電話の男性は「あなたは

当行のMカードをお持ちですよね。」と先ず尋ねた。Sさんが「はい、持っていますよ」と答えると、電話の主

は「Sさん、あなたがお持ちのMカードの番号を教えて貰えませんか?」と更に聞いて来た。Sさんは「どうし

てかなあ??」と思ったが、これはマレーシアでよく話で聞いている他人が自分のカード(偽)を使って買

い物その他の支払いに当てると言う被害が出ているケースと同じもので、その問い合わせだと理解して、

カード番号を告げると、電話の主は「有効期限はいつまで?」と更に聞いて来た。


「200X年Y月です。」と答えると、「実は現在、当行でVカード(注:Sカードの競争相手)会員獲得の一大

キャンペーンをしている。今入会するとメンバーシップ会費は1年間無料で、その上に乗用車その他いろい

ろな種類の豪華景品が当たるラッキードローの権利が得られる。既にMカードを持っているSさんには無審査

でVisaカードを発行させて貰っています。処で、念のために暗証番号も教えて貰えませんか?」との質問が

あった。ここでいつも慎重な行動を取るSさんは持ち前の感が働いて「これはちょっと怪しいぞ。Mカードを

発行した銀行ならカード番号その他は聞かなくても自分の処で分る筈だ。ひょっとしたら、これは日本でも

今流行っているカード詐欺ではないか?」と気がついて「暗証番号は覚えてないので、後から調べて電話を

する」と言って、相手の電話番号を聞いて一旦電話を切った。普段の自分に戻ったSさんは念のために、暫く

して先程聞いた電話番号に電話を入れたが、相手はもう出て来なかった。後でSさんは、若しあの時に暗証番

号を教えていたら、恐らく自分のカード番号が悪用されて、多額の金銭的な被害に遭っていたであろうかと

思いゾッとしたと述懐していました。

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日本では依然としていわゆる「おれおれ詐欺」の被害が続出しています。最近では「海外駐在員の留守宅」

に電話をして、海外でご主人や子供が怪我をしたとか交通事故を起こしたので、医療費や示談金を払わなけ

ればならないとして、現金を振り込ませる手口が多発しているようです。マレーシアでもこの種の被害に掛

からないと言う保証はありません。常日頃何事も先ず事実を確認してから行動することが肝要かと思いま

す。 (日本人会から発信した安全情報の転載です。)


以上