あなたもまた狙われていますよ(No. 45)

木村秀美


今回はマレーシアの乗用車に関する最近の話題を二つ取り上げたいと思います。


1.交通違反者に現場で警官が罰金一律RM300を徴収開始

マレーシアで去る11月の断食明けの祝日から交通違反者に対して警察官が現場で 一律RM300の罰金を徴収出来るように なっています。

対象の交通違反は、スピード違反、追い越し違反、信号無視、高速車線での重量車両走行など6種となっているようですが、筆者 は印刷したものは見ていません。新聞がこう報道していますので、そのまま列挙しました。このシステムが公表された時、一般市民からは「どの位の人が RM300を持ち合わせているか?」、弁護士からは「罰金強制徴収は不法であり、法を変えないと施行は無理」、また「現場警察官の違法行為の助長」等が話 題となりました。

何はともあれ、最近私の周囲で日本人やローカルの人たちから、この種の交通違反で 警察官に呼び止められて罰金RM300を 徴収されそうになったと報告が来ています。

違反の例を挙げますと①信号待ちの車列に無理な割り込み②追い越し禁止レーンでの追い越しでした。

従来上記違反を犯した時にいくらの罰金を支払わなければならないのか私は知りませんが、重大な違反の場合を除いてRM300 も支払うことは無いと理解しています。前述交通違反者は取り締まりの警官に「そのような大金は持ち合わせていない」とか「警察で払うから違反切符を切って 欲しい」と言うと、いずれの場合も警官は相談(?)にのってくれたようです。業界裏用語でこの種の支出を《コーヒー代》と言っている国もあります。でも、 この新ルールが出てからコーヒー豆の不作(?)が原因かコーヒー代は上がったとの巷のもっぱらの噂です。

いずれにしても交通規則は何時でも何処でもチャンと守るようにしたいものです。


2.マレーシアには自家用車の乗客数の制限はない

常日頃街中で小さい軽乗用車に5人も6人も乗せて走っている風景を目にして、ここの警察官は定員オーバーの車の取り締まりを なぜしないのかと長い間疑問に思っていました。

その理由がごくごく最近分りました。ハリラヤ初日に6人の死傷者を出した小型乗用車2台とバスの衝突で小型車には7-8人 乗っていたと。この事故に関連して、運輸相が小型乗用車の乗客数を制限する必要があるとの発言が報道されました。商業用車については許可書で乗客数の上限 を明確にしていますが、乗用車には何も規制がないとのこと。オートバイに親子3-4名が乗っているのも合法なのかも知れません。



以上