あなたもまた狙われていますよ(No. 56)

エレベーターに乗るときは・・・

木村秀美

一昨日、2月21日地元英字新聞を読んでいたら、私が30数年前にフイリッピンの首都マニラで経験したエレベー ター事故と同じ種類の死亡事故がここマレーシアのペナンでも2月20日発生していました。
ペナンの事故はあるコンドで男性が5階からエレベーターに乗るため、ボタンを押したらエレベータのドアが開いたので、何も疑わず中に足を踏み入れたらそこ には箱が無くて、その人は20メートル下へ転落して死亡したと言うものです。この事故は、同じようにエレベーターに乗ろうとしていた子ども連れの女性が目 撃しましたが、この2人はから入ろうとしたので難を逃れました。
一方、ジョホール・バル市内の高級コンドでもエレベーターの故障を経験した人は数多くいます。

・ 降りようとしたがドアーが開かなかった
・ 下りのエレベーターで途中の階に止まらなかった
・ エレベーターから降りようとした時、階にピタリと止まらなかった
・ エレベーター内のライトが消えて真っ暗であった
・ 緊急連絡用のボタンを押すも誰も来てくれなかった。エレベーター内に設置の電話で連絡しようとしたが通じなかった。

これらのトラブルは日本製以外のエレベーターに多く発生しているようです。コンドを探す時にはエレベーターの製造 メーカーをチェックするのことも必要でしょうか?

とかく文明の恩恵を享受している私達は疑うことをしない。エレベーターのドアが開いたらそこには箱があるものと考 えます。でも相手は機械です。いかにエレベーターの運転がコンピューターで自動化されていても、プログラムや機械的故障が必ず発生します。私は社会人に なってズット機械類の販売・アフターサービスに関わって来ましたが、故障した機械納入先の人に対して「所詮機械は壊れるものです。ある時は、わざと壊れる ように作ってあります。」と説明して、機械に対する理解をお願いしました。このことは当地の人がよく理解しています。例えば、電気製品が故障したら、メー カーや販売店を責めることはしないで、この製品にたまたま当たった自分の運が悪かったと考えるようです。

マニラでのエレベーターに関連する墜落・死亡事故については、「あなたもまた狙われていますよNo.31」が日本 人会ホームページ(http://www.japanclub.org.my)の安全情報或いは日本人会だより第131号(2003年9月15日発行)に 掲載してあります。詳しくはそちらをご覧願います。

教訓として、次のようにまとめています。
コンピューター化されたエレベーターといえども、それはこころを持たない単なる鉄板であること言うことを常に頭に入れて生活するようになりました。

以上