【経済】50 億円で双日受注、日新製鋼向け設備 双日(東京都港区)は、ジョホール州で日新製鋼が建設しているステンレス冷延工場向け設備を 50 億円 で受注したと発表した。三菱日立製鉄機械が製造した設備を来年 4~5 月をめどに日本から船積みし、来年 11 月ごろの完成を目指して据え付け工事を行う予定だ。 双日本社の広報担当者は NNA に対し、「今春、契約を獲得した」と説明した。発注を受けたのは冷間圧延 設備 1 基(センヂミア式 20 段圧延機)で、機器納入から工事までを一貫して請け負うターンキー契約を 結んだ。日新製鋼が、スペインのステンレスメーカーで資本関係にあるアセリノックスと共同で建設する 工場に納入する。 【経済】三井造船が納入、PTPに環境クレーン 三井造船(東京・中央)はこのほど、ジョホール州にあるタンジュン・プルパス港(PTP)に港湾 ヤード用コンテナ・クレーンを納入した。環境に優しい高燃費型クレーン「ハイブリッド・トランステー ナ」を 11 基据え付けた。同製品を海外に納入するのは初めて。PTP は、マレーシアで第 2 位のコンテナ港 として知られる。 本社の広報担当者は 2 日、NNA に対し、「2008 年 7 月に約 20 億円で、PTP の運営会社であるプラブハン・ タンジュン・ペレパスから受注した。当社が設計から据え付けまで行った」と説明した。クレーンの主力 生産拠点である大分事業所(大分市)で製造したもので、定格荷重は 50 トン。 【経済】職安衛生法違反、昨年は8社 ジョホール州で昨年、職業安全衛生法に違反した企業が8社に上ったことが分かった。マズナー・マズ ラン副人的資源相が明らかにしたもので、職場の安全管理に警告を発している。 違反した企業に 5,000 リンギ以上の罰金支払いを命じているが、 同州では総額 9 万 8,100 リンギだった。 ジョホール州では今年 6 月以降、主に産業関連企業で 587 人の死傷者が出ている。 マレーシア全体では昨年、仕事・職場に関連した事故が 1 日当たり 148 件起き、1 日平均 3 人が死亡 した。同副相は、 「社会保障機構(SOCSO)の統計で昨年、職場の事故により障害者となった人の数が 1 万 2,000 人を超えた。事故は 5 万 4,134 件発生し、死者は 961 人に上った」と話した。 【経済】シンガポール直通鉄道、ジョ州が検討 ジョホール州のアブドル・ガニ州首相はこのほど、州南部の「イスカンダル開発地域(IDR)」とシンガ ポールを結ぶマスラピッド・トランジット(MRT=地下鉄・高架鉄道)を乗り入れさせる計画を検討していると明らかにした。 2 日付国営ベルナマ通信によると、決定すれば今後 5 年以内に実行に移すという。シンガポール側の MRT 支線と、ジョホール側が建設する MRT をつなぐ形になる見通し。すでにシンガポールと共同で検討に 入っているもよう。シンガポール側は建設中の MRT トンプソン線の延長を提案したが、2019 年の完成を 予定しているため、ジョホール側は遅すぎると難色を示している。 シンガポールとマレーシアは中長期的に両地を結ぶ第 3 橋の建設する方針を示しているが、州首相は、MRTのほか、既存の「ジョホール・シンガポール・コーズウエイ」上にさまざまな輸送手段を検討し得るとコメントしている。 【PR】日本語メディア NNA が、マレーシアの経済・政治・社会ニュースを毎日お届けします!
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